CDデータ
CD型番
OPK-7021~3 (3枚組)
収録内容
CD1 (OPK-7021)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」(1941年録音)
バッハ:マタイ受難曲(1939年ライブ録音)
第1部 第1曲、第3~4曲
CD2 (OPK-7022)
バッハ:マタイ受難曲(1939年ライブ録音)
第1部 第5~16曲、第18~22曲、第24~29曲
CD2 (OPK-7023)
バッハ:マタイ受難曲(1939年ライブ録音)
第2部 第30~31曲、第33~34曲、第36~39曲、第41曲、第48~51曲、第53~55曲、第59曲、第61~64曲、第66~68曲
CDレーベル
オーパス蔵
演奏
Mengelberg (Conduct)
Concertgebouw Orcjestra Amsterdam
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
[マタイ受難曲のみ]
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ツァングルスト少年合唱団
カール・エルプ(福音史家)
ウィレム・ラヴェリ(イエス)
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
イローナ・ドゥリゴ(アルト)
ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール)
ヘルマン・シャイ(バス)
演奏時間
CD1
01. 交響曲第6番 第1楽章(16:55)
02. 交響曲第6番 第2楽章(8:16)
03. 交響曲第6番 第3楽章(8:43)
04. 交響曲第6番 第4楽章(9:30)
05. マタイ受難曲 第1曲 (10:56)
06. マタイ受難曲 第3曲 (10:56)
07. マタイ受難曲 第4曲 (2:05)
08. マタイ受難曲 第4曲 (2:55)
CD2
01. マタイ受難曲 第5曲 (1:25)
02. マタイ受難曲 第6曲 (5:22)
03. マタイ受難曲 第7曲 (0:51)
04. マタイ受難曲 第8曲 (5:46)
05. マタイ受難曲 第9曲 (3:13)
06. マタイ受難曲 第10曲 (1:45)
07. マタイ受難曲 第11曲 (4:35)
08. マタイ受難曲 第12曲 (1:50)
09. マタイ受難曲 第13曲 (4:43)
10. マタイ受難曲 第14曲 (1:44)
11. マタイ受難曲 第15曲 (2:00)
12. マタイ受難曲 第16曲 (1:30)
13. マタイ受難曲 第18曲 (2:42)
14. マタイ受難曲 第19曲 (2:58)
15. マタイ受難曲 第20曲 (6:02)
16. マタイ受難曲 第21曲 (1:13)
17. マタイ受難曲 第22曲 (1:28)
18. マタイ受難曲 第24曲 (2:05)
19. マタイ受難曲 第25曲 (2:09)
20. マタイ受難曲 第26曲 (3:38)
21. マタイ受難曲 第27曲 (5:18)
22. マタイ受難曲 第28曲 (3:36)
23. マタイ受難曲 第29曲 (8:29)
CD3
01. マタイ受難曲 第30曲 (4:51)
02. マタイ受難曲 第31曲 (0:48)
03. マタイ受難曲 第33曲 (0:54)
04. マタイ受難曲 第34曲 (1:41)
05. マタイ受難曲 第36曲 (2:42)
06. マタイ受難曲 第37曲 (1:47)
07. マタイ受難曲 第38曲 (3:07)
08. マタイ受難曲 第39曲 (8:25)
09. マタイ受難曲 第41曲 (2:33)
10. マタイ受難曲 第48曲 (1:31)
11. マタイ受難曲 第49曲 (5:45)
12. マタイ受難曲 第50曲 (2:07)
13. マタイ受難曲 第51曲 (1:36)
14. マタイ受難曲 第53曲 (1:18)
15. マタイ受難曲 第54曲 (2:30)
16. マタイ受難曲 第55曲 (3:29)
17. マタイ受難曲 第59曲 (2:12)
18. マタイ受難曲 第61曲 (3:22)
19. マタイ受難曲 第62曲 (2:44)
20. マタイ受難曲 第63曲 (2:48)
21. マタイ受難曲 第64曲 (2:33)
22. マタイ受難曲 第66曲 (0:52)
23. マタイ受難曲 第67曲 (2:42)
24. マタイ受難曲 第68曲 (7:53)
録音日時
チャイコフスキー:交響曲第6番 1941年4月22日
バッハ:マタイ受難曲 1939年4月2日 ライブ録音
メモ
演奏について
メンゲルベルクの定番中の定番である、悲愴とマタイ受難曲が収録されたCDです。
ただし、CDのブックレットによりますと、マタイ受難曲の収録余白に何を収めようかで、たまたま悲愴が選ばれたようです。
メンゲルベルクの悲愴の録音は現在4種類あります。
1923年4月19日 第2楽章のみ(ニューヨークフィル)
1923年4月23日 第4楽章のみ(ニューヨークフィル)
1937年12月21日 全曲(アムステルダムコンセルトヘボウ管)
1941年4月22日 全曲(アムステルダムコンセルトヘボウ管)←このCD(OPK-7021)
1944年1月20日 全曲(パリ放送管弦楽団)
メンゲルベルクの悲愴で世界中に広く知られたのは1937年の録音です。
実は1937年盤には、現在原盤が所在不明の別録音があったり、第3楽章と第4楽章で別録音と差し替えがされていたり、様々な曰くがありますが別の機会に詳しく触れたいと思います。
このオーパス蔵盤では、個人所有のLPを原音として作成されていますが、第3楽章の最後の部分はLPの品質に問題があり、海外盤のCDの音と差し替えてあるそうです。
マタイ受難曲の方は、知る人ぞ知る、演奏と一緒に聴衆の嗚咽も収録されている戦時下の貴重なドキュメントです。
録音が古く、演奏もカットの多いこの録音を、マタイ受難曲のNo.1に推す人が現在でも大勢います。
なお、このオーパス蔵盤では、フィリップスの初期盤LP4枚組(Philips LP A00150-53)をマスタリングしてCD化したそうです。
メンゲルベルクは、毎年定例で復活祭の前の日曜日にマタイ受難曲を演奏していたそうですが、第二次世界大戦がはじまり、この1939年が最後だったようです。
録音は、この1939年の他に、1936年(最終部分のみ)しか残されていません。
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
メンゲルベルクの悲愴の録音の中では、もっとも聴きやすい録音です。
それもそのはずで、1941年の録音原盤は戦争で焼失されたということから、戦後テレフンケン技術者がSPレコードからマスター音源を再生したらしいのです。イコライジングや差し替え、切り貼りなどが危惧される状況です。
演奏自体は、1937年の録音を愛聴している人なら、意外なことにおとなしい印象を受けるのではないかと思います。
メンゲルベルク自身は、1937年盤の第4楽章のテンポ設定に不満があり、再収録の希望があってのこの録音とのことですが、たしかに演奏時間は伸び、歌い込みもじっくりされています。
バッハ:マタイ受難曲
とにかく、最初の第1曲の冒頭から、むせかえるような演奏会場の雰囲気にのまれてしまいます。
そこから終曲まで、一気に聴き通してしまう、圧倒的な説得力のある演奏です。
演奏のみでなく、演奏会場の雰囲気や、聴衆の息遣いまで記録されている、奇跡のような録音です。
ちなみに1936年の演奏は、残されているのは一部で録音時間もわずかですが、この1939年盤に負けずとも劣らぬ、すごい雰囲気をもったものです。残念ながら現在はCDで販売されておらず、聴くことができません。
調達経路(日本国内)
私はHMVで購入しました。
HMV(ローチケ)
バッハ:マタイ受難曲、チャイコフスキー『悲愴』 メンゲルベルク
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