このページは、メンゲルベルクのマタイ受難曲についてまとめています。
マタイ受難曲
メンゲルベルクは、毎年定例で復活祭の前の日曜日にマタイ受難曲を演奏していたそうですが、第二次世界大戦が始まったため、1939年が最後だったようです。
1924年にパリでオリンピックが開催された際に、記念演奏会が開催され、メンゲルベルクはアムステルダムからオーケストラと合唱団を率いて参加し、バッハのマタイ受難曲とフォーレのレクイエムの演奏をしています。それはまさに感動的な演奏で、多くの聴衆が涙を流したそうです。
また、メンゲルベルクの最後の演奏会活動となった1944年のパリでの一連のコンサートに向かう前に、1944年5月14日にアムステルダムでマタイ受難曲を演奏しているようです。
現時点では、聴くことのできる録音は、1936年(ごく一部)、1939年しか残されていません。
1936年4月5日
最終部のみですが、すごい雰囲気がひしひしと伝わってきます。
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ツァングルスト少年合唱団
カール・エルプ(福音史家)
ウィレム・ラヴェリ(イエス)
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
イローナ・ドゥリゴ(アルト)
ほか
1939年4月2日
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ツァングルスト少年合唱団
カール・エルプ(福音史家)
ウィレム・ラヴェリ(イエス)
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)
イローナ・ドゥリゴ(アルト)
ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール)
ヘルマン・シャイ(バス)