メンゲルベルク　ベートーヴェン第9

このページは、メンゲルベルクのベートーヴェンの交響曲 第9番「合唱」についてまとめています。

現在聴くことのできるメンゲルベルクの第9は1938年の2種類と1940年の合計3種類です。

1938年のものとされている2種類の録音は、月日の記載が混迷を極めていて、実際音で確認しないとCDの記載は全くあてにならないという状況です。

本サイトでは、オランダのウィレム・メンゲルベルク協会の日付を前提としています。

1938年の第9については、こちらで分析しています：メンゲルベルクのベートーヴェン交響曲第9番　1938年録音を分析した結果

交響曲第9番「合唱」

現在聴くことのできる録音

1938年5月31日

アムズテルダムコンセルトヘボウ管
アムステルダムトーンクスト合唱団
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス)

※VN-01825　CDジャケットには1938年5月1日と記載されています。

1938年6月1日

アムズテルダムコンセルトヘボウ管
アムステルダムトーンクスト合唱団
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス)

※1938年6月1日という録音月日は、”Date uncertain”ということで、別の録音日の可能性も残されています。

Music ＆ Arts　CD 918　CDでは1938年5月1日と記載されています。

MEMORIES MR2174　CDでは1938年5月31日と記載されています。

1940年5月2日

一般的に一番聴かれているメンゲルベルクの第9は、この録音です。

日本ではフィリップスから発売された第9や、ベートーヴェン交響曲全集にもこの録音が収録されています。

Tower Records  PROC-1897

録音の存在の可能性の高いもの

1942年5月15日

アムステルダムコンセルトヘボウ管
ほか（詳細は下記演奏データ参照）

1943年5月13日

アムステルダムコンセルトヘボウ管
ほか（詳細は下記演奏データ参照）

録音の存在は不明だが可能性のあるもの

1943年6月10日

パリ放送管弦楽団
ほか（詳細は下記演奏データ参照）

※ラジオで再放送されていることから、録音は間違いなく存在！廃棄や戦災で焼失していないことを祈るのみ

1944年6月18日

パリ放送管弦楽団
ほか（詳細は下記演奏データ参照）

※メンゲルベルク最後の第9であり、最後のコンサートとなった演奏会

録音および録音存在の可能性のある演奏データ

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