このサイトで掲載しています録音について、作曲家別にリスト化しています。
メンゲルベルクのベートーヴェンの録音は、活動期間が第二次世界大戦(1944年6月)で終わっている事情を鑑みれば、それでも比較的残されている方だと思います。
今後、各曲の録音について掲載していきますが、やっかいな問題があるのは交響曲第3番と交響曲第5番、そして交響曲第9番です。
交響曲第3番では、1940年のチクルスの録音時に第1楽章の録音を失敗し、残りの3つの楽章の録音が残ったことから、迷走が始まりました。
交響曲第5番では、1937年5月4日録音として販売されていた複数のレーベルのCDの中に、別録音(1942年4月15日)の音源のCDがあることが判明しています。
むしろこれについては朗報なのですが。(詳しくはこちら : 交響曲第5番「運命」 )
交響曲第9番については、1938年の録音について月日が混乱しています。1938年の録音は2種類があり、5月1日、5月31日、6月1日のいずれかに該当すると思われますが確かではありません。(詳しくはこちら : 交響曲第9番「合唱」 )
交響曲第1番
1940年11月14日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第2番
1940年11月21日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第3番
1940年11月11日 Gramophone recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第4番
1940年11月25日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第5番「運命」
1922年4月11日 Gramophone recording
第1楽章のみ (他の楽章は録音されなかったようです)
ニューヨークフィルハーモニー
VN-01842
1937年5月4日 Gramophone recording
アムステルダムコンセルトヘボウ管
VN-01829 ※CDジャケットには1938年4月5日と記載されていますが誤記です。
1940年4月18日 Live recording
アムステルダムコンセルトヘボウ管
MR2171
VN-01812
1942年4月15日 Gramophone recording
アムステルダムコンセルトヘボウ管
Teldec 4509-95515-2 ※CDジャケットには1938年5月4日と記載されていますが誤記です。
交響曲第6番
1940年11月21日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第7番
1940年11月25日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第8番
1940年11月18日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
交響曲第9番「合唱」
1938年5月31日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
アムステルダムトーンクスト合唱団
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス)
1938年6月1日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
アムステルダムトーンクスト合唱団
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バス)
1940年5月2日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
アムステルダム・トーンクンスト合唱団
オランダ王立オラトリオ協会合唱団
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)
スーゼ・ルーヘル(アルト)
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)
ウィレム・ラヴェッリ(バリトン)
歌劇《フィデリオ》序曲 作品72c
1940年11月28日 Live recording
アムズテルダムコンセルトヘボウ管
※CDには1940年11月28日とされていますが、1940年4月28日の誤記です。